chapter8❘

むくみと巡りを整える

Section 1:むくみは「巡りのサイン」と「溜め込まない体の仕組み」

Section 2:巡る体をつくる栄養と、むくまない生活習慣

Section 3:肌と巡りに効く水の選び方

Section 1:むくみは「巡りのサイン」と「溜め込まない体の仕組み」

むくみは体からのサイン

朝の顔の腫れ、夕方の脚のむくみ。
「水を飲みすぎたせい」と思われがちですが、実際は 血流やリンパの流れ、ホルモンや栄養のバランスが滞っているサイン です。
むくみは、肌の透明感やフェイスラインの印象にまで影響を与えます。

むくみを生む5つの要因

  1. 血流の停滞:立ちっぱなしや座りっぱなしで、血液が戻らず水分がしみ出す
  2. リンパの渋滞:運動不足や猫背で老廃物が流れにくい
  3. ホルモンと塩分の影響:生理前や排卵期はホルモンの働きで水分をため込みやすい
  4. たんぱく質不足:血中のアルブミンが減ると水を血管に留められず、全身ぽわんと膨張
  5. 炎症や毛細血管のゆるみ:高血糖・加工食品・睡眠不足で炎症が続くと、水が漏れやすくなる

“溜め込む体”になる背景

  • 水分不足 paradox:足りないのに「失わないように」と逆に溜め込む
  • エネルギー不足:糖質やビタミンB群が不足し、血液やリンパを巡らせる力が低下
  • たんぱく質不足:水分保持の力が落ちる
  • ミネラルバランスの乱れ:塩分過多やカリウム不足で水分調整が乱れる
  • 自律神経の乱れ:ストレスや睡眠不足で“排出モード”が働かない

女性ホルモンとむくみ

  • エストロゲン:排卵期に水分をため込みやすい
  • プロゲステロン:生理前に水分保持が強まる
  • ストレスホルモン(コルチゾール):塩分保持を促し、むくみを悪化させる

→生理前や排卵期のむくみは「自然な仕組み」です。
ただし 栄養不足・塩分過多・ストレス が重なると、強いむくみにつながるため、要因を知り対策を取りましょう(section2へ)。

まとめ

  • むくみは「余分な水」ではなく、巡りが滞って出せない状態
  • 血流・リンパ・ホルモン・たんぱく質・炎症の不調が重なることで起きる。
  • 背景には 栄養不足・代謝低下・自律神経の乱れ がある。
  • 女性はホルモン周期によって自然にむくみやすい仕組みを持つ。

→むくみを観察することは、内側の巡りを知る手がかりになる。

Section 2:巡る体をつくる栄養と、むくまない生活習慣

栄養で“出せる体”を育てる

むくみを整えるには「水を減らす」のではなく、出せる巡りの仕組み を整えることが大切です。

巡りを支える栄養素

  • カリウム:余分なナトリウムを排出し、水分バランスを調える
     例:アボカド・ほうれん草・海藻・納豆
  • マグネシウム:血管や筋肉をゆるめて流れを助ける
     例:玄米・豆類・ナッツ・カカオ
  • ビタミンB群:糖質をエネルギーに変え、自律神経もサポート
     例:豚肉・卵・全粒穀物・葉物野菜
  • たんぱく質:血管内に水分を留め、肌や筋肉の材料にも
     例:魚・鶏肉・豆腐・ヨーグルト
  • オメガ3脂肪酸:血流をスムーズにし、炎症を抑える
     例:青魚・えごま油・亜麻仁油

✎ 組み合わせがポイント

  • 魚(たんぱく質+オメガ3)+野菜(カリウム・Mg)= むくみケア食の理想形

水分の摂り方で“巡り”は変わる

水は「たくさん飲む」だけでは不十分。
質・タイミング・飲み方 が、むくみを左右します。

  • 1.5〜2Lを目安に、こまめに分けて
  • 朝は白湯でスイッチON
  • 食事中は味噌汁・スープなど“食べる水分”を活用
  • 運動・入浴後はミネラル補給を忘れずに

生活習慣で“巡る1日”をデザインする

食事だけでなく、日々の過ごし方もむくみに直結します。

  • :白湯+ストレッチで代謝を起こす
  • 日中:1時間に一度は立ち上がる・軽く歩く
  • :湯船に浸かり、脚を上げて休む
  • 睡眠:23時前後に就寝、深呼吸で副交感神経を整える
  • ストレスケア:香り・音楽・呼吸法で“ゆるむ時間”を意識的に

まとめ

  • むくみ対策は「水を減らす」より “出せる体”を整えること
  • 栄養の柱は カリウム・マグネシウム・ビタミンB群・たんぱく質・オメガ3
  • 水分は 質・タイミング・こまめさ が重要。
  • 習慣は 朝(白湯と動き)/日中(動かす)/夜(温める)/睡眠(整える) が鍵。

→食事と生活習慣の両輪で“巡る体”はつくられる。

Section 3:肌と巡りに効く水の選び方

水は“流れる力”があってこそ肌に届く

水をたくさん飲んでも、それがそのまま肌のうるおいになるわけではありません。
透明感やハリをもたらすには、流れるための環境 が整っている必要があります。

  • 内臓ケア:腸が元気に吸収できること
  • 血管ケア:血流がスムーズで全身に栄養や水分を届けられること
  • 吸収と排泄の環境:細胞が水分を保持し、余分なものをスムーズに排泄できること

→ 「吸収 → 運搬 → 保持 → 排泄」の流れが整ってはじめて、水は肌のうるおいとして働きます。

🌟この「吸収・巡り・排泄」の流れを整えることは、体内に不要なものをためこまない環境=デトックスの土台にもなります。
次の Chapter 9 では、腸内環境や排泄の大切さにさらに深く踏み込み、体を浄化するしくみを見ていきましょう。

水の種類と使い分け

  • 軟水(常温):吸収されやすく、日常の基本に
  • 白湯:内臓を冷やさず代謝と排出をサポート。朝に◎
  • 硬水:ミネラル(Mg・Ca)補給に。運動後や便秘気味に
  • ハーブティー(ノンカフェイン)
     - ペパーミント:リフレッシュ・胃腸サポート
     - ローズマリー:集中力を高める
     - レモングラス:自律神経を整える
     - レモンバーム:ストレス・不安をやわらげる
  • 味噌汁・スープ:食べながら水分+ミネラル補給

✎肌のうるおいを守る条件

(他のchapterでも記載しています)

  • 血流サポート:ビタミンB群・鉄・オメガ3
  • 細胞膜の健康:良質な脂質(ナッツ・アボカド・青魚)
  • コラーゲン産生:たんぱく質+ビタミンC

→水と栄養を同時に整えることで、肌はみずみずしさを保ち、体はめぐりやすくなります。

まとめ

  • 水は「量」より 質・タイミング・吸収環境 が重要。
  • 肌に届くには 腸 → 血流 → 細胞 の流れが整っていることが前提。
  • ハーブティーはノンカフェインでリズムを乱さず、香りと成分で巡りと気分をサポート。
  • 栄養(たんぱく質・鉄・脂質・ビタミンC)と組み合わせることで、水は「潤いと透明感」を生み出す力になる。

Categories:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です