心と体をつくる三大栄養素の真実
Section 1:炭水化物 – 「元気」と「集中」のスイッチを握るエネルギー戦略
Section 2:タンパク質 – “わたし”を育てる素材と土台
section3: 脂質-ホルモン・巡り・艶をつくる“隠れた鍵”
Section 1:炭水化物
– 「元気」と「集中」のスイッチを握るエネルギー戦略
炭水化物=太る? それはもう古い誤解です。
炭水化物(糖質)は心・体・脳を動かす“生命のガソリン”。
制限すればするほど、美しさと健康から遠ざかってしまいます。
炭水化物の正体とは?
- 糖質:脳と筋肉の“即効エネルギー”
- 食物繊維:血糖値の安定、腸の掃除、メンタル安定のカギ
特に糖質は、体に欠かせない【三大栄養素】のひとつ。
脳は体重の2%しかないのに、**エネルギーの約20%**を消費します。
そのため、糖質が不足するとすぐに不調が現れます。
炭水化物を避けすぎると、どうなる?
不調 | なぜ起きるか |
---|---|
代謝が下がる | エネルギー不足→甲状腺機能低下→基礎代謝ダウン |
筋肉が落ちる | 糖が足りないと筋肉を分解してエネルギーに使う |
痩せにくくなる | 代謝が悪く脂肪が燃えにくくなる |
生理不順・不妊 | ホルモンバランスが崩れる |
イライラ・過食 | 脳が糖を欲して暴走しやすい |
見た目が重くなる | 浮腫みや筋肉減少で「なんか太って見える」 |
便秘・毒素蓄積 | 食物繊維不足+腸内環境悪化 |
睡眠の質が低下 | 夜間低血糖→中途覚醒・不眠の原因に |
リバウンド体質に | 筋肉低下→基礎代謝低下→太りやすい体に |
❗一時的に体重が減っても、それは“水分”と“筋肉”。美しさではなく「不健康な軽さ」です。
🌊 血糖値が安定すると、全てが整う
急上昇・急降下(=血糖値スパイク)は、眠気・肌荒れ・イライラ・脂肪蓄積の元。
ゆるやかな血糖の波が、パフォーマンス・集中力・美容の土台になります。
💡 実践方法①
食べる順番:野菜→タンパク質→炭水化物
主食の質:玄米・雑穀米・酵素玄米・オートミールなど「複合炭水化物」がおすすめ(精製された小麦はおすすめしません)
毎食の工夫:手のひら一杯の野菜
発酵食品(納豆・キムチ・味噌など)
手のひら一杯のたんぱく質
こまめな水分補給:ご飯の時は飲みすぎ注意
🌟もっと詳しく→
「糖質の種類と吸収プロセス」「血糖値コントロールの具体的なアプローチ」といった疑問は、Chapter 8で詳しく解説いたします
💡 実践方法②
炭水化物の「量」は、削るものではなく“設計”するもの
「体型・目的」で変わる
体型・目標 | 主食の目安(1食あたり) |
---|---|
痩せたいけど不調が多い人 | ご飯 120〜150g(玄米・雑穀に) |
代謝UP・引き締めたい人 | ご飯 150〜180g + 食物繊維・タンパク質 |
ハードに動く・トレーニング中 | ご飯 180〜220g(朝・昼に) |
※一例であり、個人差があります。血糖コントロールを意識+それまでに食べていた1日の糖質量によっても1食当たりの炭水化物量は異なります。
その他の糖質の目安
- フルーツ(間食): 小さめ1個(バナナ・りんごなど)
- 糖質制限したい人でも: 最低1日100〜130gは必要(脳と体のエネルギー源)
まとめ
「抜くダイエット」ではなく「満たして整える」ことが本物の体づくり。
糖質は“減らす”のではなく、「質・タイミング・組み合わせ」で整えるもの
少なすぎは、代謝・ホルモン・肌・心のトラブルを招く原因
Section 2:タンパク質
– “わたし”を育てる素材と土台
タンパク質とは? – “わたし”を形づくる、体の本質的な素材
タンパク質は、体の約20%を占める栄養素で、水分に次いで多く存在します。
- 肌 → コラーゲン・エラスチンの材料
- 髪・爪 → ケラチンの主成分
- 筋肉 → 基礎代謝を支える土台
- ホルモン → 女性ホルモン・甲状腺ホルモンなどの合成に必須
- 脳と心 → セロトニン・ドーパミン(神経伝達物質)の材料
わたしをつくるすべてに関わる“土台”そのものです。
中でも、体内で合成できない「必須アミノ酸」は、毎日の食事からの摂取が不可欠です。
痩せたい、髪・肌もキレイになりたい、引き締めたい・・・
これらのポイントは「吸収できるタンパク質の摂り方」にあります。
タンパク質の種類と、選び方のコツ
タンパク質は、大きく分けて動物性と植物性の2つがあります。
種類 | 特徴 | 注意点 |
---|---|---|
動物性(肉・魚・卵・乳製品など) | 筋肉の材料になりやすく、吸収率が高い | 消化に酵素を多く使うため、胃腸に負担がかかりやすい |
植物性(納豆・豆腐・味噌など) | 消化にやさしく、腸への負担が少ない | 大豆製品の摂りすぎは、女性ホルモン(エストロゲン)バランスの乱れに注意 |
どちらか一方に偏るのではなく、動物性×植物性のバランスを意識することで、栄養効率も吸収率もアップします。
「摂る」より「吸収」がすべて
どんなに良質なタンパク質を選んでも、吸収されなければ意味がありません。
その鍵を握るのが、胃腸のコンディションと心身のリラックス状態。
吸収を妨げる2大要因
要因 | 体への影響 |
---|---|
ストレス・緊張 | 自律神経が乱れ、胃腸の動きが低下 |
スマホ食べ・早食い | 咀嚼不足 → 消化不良 → ガス・便秘・だるさ |
💡 実践方法①:吸収できるタンパク質
実践ポイント | 解説 |
---|---|
毎食、手のひら1〜2枚分のタンパク質 | 卵・魚・鶏むね肉・豆腐・納豆・ギリシャヨーグルトなど(※胃腸の調子や時間帯にも配慮) |
朝食にプラスワン | 卵や納豆を足すだけで、代謝・集中力・血糖値が安定しやすくなります |
“ながら食べ”をやめる | 食事に集中することで自律神経が整い、胃腸がしっかり働く |
よく噛む=最高のサプリ | 咀嚼で消化が促進され、胃腸の負担が減り、吸収率がアップ |
食後の体調チェック | 胃もたれ・膨満感・強い眠気があれば、消化不良のサインかも |
🌟もっと詳しく→
「消化能力をさらに高める方法」「自分に合ったタンパク質の具体的な選び方」といった疑問は、Chapter7で詳しく解説いたします。
まとめ:
“食べた”はゴールじゃない。「吸収できたか」がすべて。
リラックスして食べる、よく噛む、それがあなたの美しさと体の土台を整える第一歩です。
Section 3:脂質
– ホルモン・巡り・艶をつくる“隠れた鍵”
脂質=太るは誤解です。
脂質は「太る」「悪いもの」と誤解されがちですが、実は正しく摂ることで、肌・心・ホルモンバランス・脳の働きまで支える《大切な栄養素》です。
脂質の役割まとめ
働き | 内容 |
---|---|
細胞膜の材料 | 体を構成する約60兆個の細胞膜の素材に。膜の質=肌の質・体の質に直結。 |
ホルモンの材料 | 女性ホルモン(エストロゲン等)や副腎皮質ホルモン(コルチゾール等)の生成に不可欠。 |
脳・神経系の主成分 | 脳の約60%は脂質。記憶・集中・精神安定にも深く関与。 |
肌・髪のうるおい維持 | 皮脂膜の形成、バリア機能の正常化。乾燥・かゆみ・炎症から守る。 |
免疫のサポート | 良質な脂質が粘膜の強化や免疫細胞の機能維持を助ける。 |
エネルギー源 | 1gあたり9kcalと高エネルギー。長時間の安定した活動を支える。 |
摂るべき脂 と控えたい脂
積極的に摂りたい脂質 | 主な食品 | 特徴・メリット |
---|---|---|
オメガ3脂肪酸 | えごま油、アマニ油、青魚(サバ・イワシ・鮭)、くるみ、チアシード | 抗炎症、血流改善、ホルモン安定、メンタルケア、美肌に。 現代人に最も不足しがち。 |
一価不飽和脂肪酸 | オリーブオイル(本物)、アボカド、米油、生ナッツ | 酸化に強く、動脈硬化予防や肌・脳の健康に効果的。 |
中鎖脂肪酸(MCT) | ココナッツオイル、MCTオイル | エネルギー変換が早く、脂肪燃焼・便通・脳活性にも◎ |
控えたい脂質 | 主な食品 | 問題点・リスク |
---|---|---|
トランス脂肪酸 | マーガリン、ショートニング、スナック菓子、菓子パン、冷凍食品など | 人工加工油。細胞膜を傷つけ、慢性炎症・動脈硬化・肌荒れ・ホルモン異常の原因に。 |
酸化油 | 揚げ物の使い回し、加熱しすぎた油、古いオイル | 過酸化脂質となり、細胞老化・アレルギー・ニキビ・がんの原因に。 |
オメガ6脂肪酸の過剰摂取 | サラダ油、コーン油、大豆油、グレープシードオイルなど | 必須脂肪酸だが、摂りすぎると炎症性物質が増え、PMS・便秘・アトピー・肌荒れの原因に。 |
📌オメガ6も必要ですが(ほとんどの食材に含まれています)、現代人は過剰摂取傾向にあります。→ バランス改善には、「オメガ3を意識的に増やす」ことがカギです。
理想のバランスはオメガ3 : オメガ6 = 1 : 1〜4
現在の食生活では 1 : 10〜20 の人が多く、炎症体質・不調の原因になります。オメガ3を意識的に「増やす」だけでも、体調や肌の変化を感じやすくなります。
💡 実践方法①
油の“質”を整える(日常の使い方)
シーン | 選ぶ油 | 実践ポイント |
---|---|---|
炒め物・調理油 | 米油、オリーブオイル(低〜中温) | サラダ油・キャノーラ油は卒業。酸化に強い油を。 |
生食(ドレッシング・仕上げ) | えごま油、アマニ油 | 小さじ1/日をサラダやスープに後がけするだけでOK。 |
おやつ・間食 | 素焼きナッツ、アボカド | 食物繊維+良質脂質で満足感UP&血糖コントロールにも◎ |
📌 注意点:
・アマニ油・えごま油は酸化しやすいので冷蔵保存で(なるべく空気に触れず)、早めに使い切りましょう。
・オリーブオイルは「遮光瓶」「一番搾り」「有機」など本物を選ぶ。本物は全体の2割ほどです。
💡実践方法②
脂質を“自然に摂る”工夫
実践内容 | 詳細 |
---|---|
青魚を取り入れる | サバ・イワシ・鮭を週2〜3回、朝食にも◎ |
食事に油をプラス | 味噌汁・スープにえごま油やアマニ油を小さじ1かける |
間食の工夫 | 甘いお菓子の代わりにアボカド・ナッツ・くるみ・チアシード |
🌟もっと詳しく→
「脂溶性ビタミン」「植物油の選び方」といった疑問は、Chapter6で詳しく解説いたします。
まとめ
「安い油・酸化油・加工品油」は避けて、「鮮度・種類・用途」を見直し、
脂質はホルモン・肌・心を整える最強の味方に。
あなたが今日選ぶ油が、細胞・感情・見た目すべての質をつくります。
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